12.23.2010

改善活動

あっちこっちでかけたり、twitterにことばをあげすぎてて、
今月は今年最低の更新回数になりそうな気配。
でも昨夜嬉しいメールをいただいたので、更新のいきおいがついた。ららら。


最近の改善。


ドアのチャイム。
築32年の今の家に引っ越してきて2年ちょっと。
ずっと、玄関のチャイムの音は、「カーン」というあっさりした音で、
古いつくりだから、そういうものだと思ってた。
ある日をさかいに、佐川のおじさんがドアをノックするようになって、
なんだろなと思ったら、チャイムがならなくなってた。


どこから音が出てるのかもわからないぐらいの状態で、
週末に、夫が、関係のありそうな箇所をいろいろあけてみたら、
スイッチの中の端子のネジがゆるんでた。
ネジをしめて閉じたら、カーン、とちゃんとなる。
そして、音がなってようやく、廊下の天井近くについてる箱から音が出てることがわかり、
ついでにその中に入ってる電池も替えることに。


あけたら驚きの10年くらい前に使用期限の切れた電池がゴロゴロ。
電池を入れ替えてみたら、
「ピンポーン」という文字が出てきそうなくらいかわいらしいチャイムらしいチャイムの音がなるように。
電池の寿命を考えると今回の電池交換が2回目ぐらいなのじゃないかと思うと、
このチャイムはいったいどのくらいぶりに本来の姿に戻ったのかなあと思う。
なんだか健気。






もうひとつ。
自分ちの鍵。
家の鍵がみつからず2時間出かけられなかった、いうどうしょうもない日があって、
これはどうにかしようと、
ホームセンターで大きな鈴のキーホルダーをみつけて付け替えた。
それまでは、一緒にかばんに入ってるものを傷つけないように、と
革のカバーにすっぽり鍵がおさまるようなのを作ってつかってたのだけれど、
今度は、真逆と言ってもいいような方向、とにかく存在感をと思って。
これがものすごくよくて、
ありそうな場所をふると、音がしたりしなかったりで、ありかがすぐわかる。
そもそも存在感があるから、なんとなくいつもどこにあるかが記憶に残ってる。
鍵をなくしやすいひとにかなりおすすめ。
でも、子供の頃使ってたキーホルダーにはよく鈴がついてた気がする。
すごく普通のことをやってるのか、わたしは。



12.13.2010

wreath

リースってこんなスペルなのね。
わっかのほう。


先週、美容院に行った。
最近通い始めたお店なのだけれど、すごく雰囲気の良い、小さな可愛いお店。
切る前も切ってる時もゆっくり話をしてくれて、
緊張しいのわたしでもついたくさん話してしまう。


そうして話してて、ふと天井を見上げたら、
いろんなセンスのよいクリスマスリースがたくさんならんでいて、
かわいいなあと思っていたら、
ひとついただけるとのこと。まじで?
すべて美容師さんのお母さまの手作りでお店におくられてきたのだそう。


うーんと悩んでいろんな色が入ったランダムなデザインのものにする。
いろんなタイプがあって、形の揃ったバラやレースのようなシダ?が
時計みたいにきっちり配置されたのとかもあってそれも繊細ですごくよかった。


材料もほとんど、自分で近所を歩いて一年かけて集めてたものだそう。
こんな可愛い花とか実ってどこにあるのかしらん。
そしてこの発色。生花みたいだけどドライ。
センスもスキルもすごすぎる。


家に帰って玄関に飾る。
ぐっと冬を、クリスマスを、迎える雰囲気になった。
クリスマスは、当日きちんとなにかをするってことあまりしてないけど、
迎える雰囲気はいいなあと思う。
こんなのいただいたら鶏の一羽も焼いたらいいのではとおもうのだけれど、
今年は24も25もライブを観に行くことにした。鶏はきっと来年。






12.06.2010

遅ればせながらの掲載誌のお知らせ・近頃

年末の気配。


今日は青色申告の決算の説明会というのがある。

昨日はおとなりさんに植木屋さんが来るということで前もって、
ご迷惑おかけします、というお手紙がポストに入ってた。
封筒が手作り。おしゃれ。
年末には植木を整えるとか、一筆書くこととか、
いいなとおもう、勉強。
そうだ今年は松飾りを正しく飾ろう。



twitterで2回も書いちゃって、また書くのかと思われたらはずかしいなあとか思ってるうちに
1ヶ月たってしまったのだけれど、
11月頭に出版された、
こちらの本に、10-11a/wで作った青いプリーツスカートを掲載してもらってます。
載っているの知らなくて、
サイトから、スカートについて問い合わせがちょくちょくあるなあ、と不思議に思ってたら、
これのおかげだった。
びっくり嬉しい。
ムックなのでまだ本屋にはあるのかな。見かけたら是非ー。33ページに。
本全体がそして菊池亜希子さんがすごくかわいい。





最近、日記が出かけた話ばかりであれですが、
それ以外の時間は粛々とつくっています。
先週はゴム引き作業一色。年明けに、前回も作ったゴム引きバッグが再びお店に並ぶ予定。
あとこないだの展示会にだしたビニールバージョンのバッグも並ぶ予定。
それに向けて粛々粛々。
天気が良かったのと、ガレージをフルに使ったら仕事の効率があがって予定より早く出来た。
使い終わったスプレー缶の列が壮観。
バッグが並んだらまたお知らせします。


ポラの比率にしたら列がちょんぎれやや残念。
同じ製品でも番号をふると、それぞれの個性がわかり(ほんとにスプレーの出方が違う)
独立して見えることがわかった。






昨日はあやめさんとしょうごさんがあそびにきてくれて、すごく楽しかった。
たくさん笑った。
人をお出迎えするのはその前も最中も後も、いい。


お土産にいただいたはちみつ、珈琲の花のはちみつってはじめて。箱も可愛い。


12.03.2010

竜宮美術旅館

横浜駅から数駅いった、日ノ出町の、竜宮美術旅館、ともみちゃんと一緒に行く。
窪澤暎子ちゃんとしんぞうさんというアーティストの2人展。


竜宮美術館は、戦後すぐに建てられた「旅館」をコンバーションした美術館。
入り口には可愛らしいカフェ。
入ると建物のディティールがひとつひとつすごい。
鯉が壁じゅう泳ぐ洗面所。
裸の女の人の形が掘りこまれたすりガラスのあるお風呂場。
天井や壁のモチーフも奇妙にデコラティブ。
そこを残りつつ綺麗に白く塗り上げられた空間は、相当に独特。


そこに暎子ちゃんの毛皮や釘や新聞をつかった痛いようなかわいいようなオブジェと
しんぞうさんの悲しいような滑稽なような絵が、
空間を呼応するように展示されていて、
空間全体が作品だった。
作品もここに飾ることを前提に打ち合わせを重ねて作られたそうで、
その過程の話を聞かせてもらい、笑ったり震えたり。


このすごい空間、一年後にはなくなってしまうそう。
カフェに行きそこねたし、また行かなくちゃ。






そのあと、近くにある野毛山動物園に。
岡崎恵美ちゃんたちから話をきいていたらくだの「つがるさん」がいる動物園。
(えみちゃんとトオイくんのユニットまばらは「つがる」というつがるさんのうたを唄っている。)
それに、小学生の時に遠足で行ったきりになってて、ずっと気になっていた場所。
動物園なんて10年ぶりだねえと言い合いながら行ってみたらしょっぱなから
レッサーパンダのかわいさおもしろさに釘付け。
イメージより大きい。よく動く。そしてキメ顔を結構見せてくれる。


どの動物も、子供の時は「へー、そうなんだー」とそのまま受け止めて見てた気がするけれど、
今見ると、すごく不思議。
大人になる過程で、この動物って、こんなかんじ、というイメージが、少ない情報を元にできあがってて、
実際見ると、そのイメージを壊すようなところが多かったり、
案外ほんとにそのとおりだったりもして、そのどちらもがおもしろい。
そして外観が、あたりまえだけど人間とかけ離れてて、
あと、いるのかいらないのか不思議なようなディティールがくっついてて、
はじめはそんなに種類がなかったであろう生き物が、
それぞれいろんな理由で、
すごい時間をかけていろんな形になってるということがつくづくおもしろかった。
そしてつがるさん。
まるで毛皮の小山のよう。首をあらぬ方向に向けてずっと寝ている。
もう34歳で人間で言うと100歳ぐらいなのだそうだ。
たまに動く脚をみて、おー、と期待するも結局脚の2,3往復で終了。
好きな食べ物を見るとすごい意欲を持って動くらしい。
素直で悠々。


1時間ちょっとの滞在だったけど相当楽しんだ。
これで無料って心配だなあ。


帰りは駅前の不二家のレストランで高年齢層にかこまれながらパフェを食べる。
ここはトイレのドアを開けるとレジの前のお客さんにぶつかるというすごい構造。
ディープだ、日ノ出町。


つがるさーん

12.01.2010

オランダ!

現美の「オランダのアート&デザイン 新・言語」という展示に行く。


sneeuwはオランダ語。


私が一番今までに衝撃を受けたデザインは、
ちょうど10年前に見たパークタワーでやってたdroog designの展示。
(と10年言い続けている。その頃をピークにその後感受性が低下してるだけかもしれない。)
ただ、かっこいい、とかじゃなくて、意味とユーモアが先にあるデザインに、
とてつもなく感激したのだった。
それ以来、オランダに憧れっぱなし。
とはいえ、そうそうたくさん、オランダのデザインを目にする機会はなく、今日に至る。


そうしてたら、先日お友達になったもりやさんからこんな展示が、と教えてもらい、
では一緒に、とお誘いし、観に行くことに。


コンテンポラリージュエリーからインスタレーションまでいろんな分野の4人のデザイナー、アーティストの展示。
どれも、物の表面ではなくて、その価値観を問い直すような、見方、考え方を大事にしたデザイン。
自国の皇太子妃のために、彼女がダイアナ妃のように事故にあわぬように、
とヘルメットをくりぬいてつくったティアラとか、
一旦燃やした家具をエポキシでコーティングした家具とか、
迷惑電話がかかってきたときに、かけてきた相手に逆に問いかけるマニュアルとか。


もりやさんとクスクスと笑いながら見てまわる。
わたしが一番気に入ったのは、マーティン・バースというデザイナーの(同い年だ!
時計のシリーズ。
のっぽの掛け時計スタイルの時計の長針、短針を時間に合わせて人が書き換える時計。
文字盤がモニターになっているのだけれど
画面がモニターになっていてすりガラス文字盤のむこうに人がいるみたいで笑える。
画面が汚れたら丁寧にティッシュのようなもので画面を拭きなおしたりしていて、
そのへんのリアルな感じがまた笑える。


あ、youtubeがあった。

他のSweepers Clock、Analog Digital Clockもすごくいい。
Analog Digital ClockはiPhone アプリも出てるので早速購入。



観終わって、現美の2階にあるカフェでもりやさんとお茶。
はじめて入ったけれどなぜかベトナムテイストで(現美なのに、という意味で)かわいく
デザートも珍しくていいお店。