12.01.2010

オランダ!

現美の「オランダのアート&デザイン 新・言語」という展示に行く。


sneeuwはオランダ語。


私が一番今までに衝撃を受けたデザインは、
ちょうど10年前に見たパークタワーでやってたdroog designの展示。
(と10年言い続けている。その頃をピークにその後感受性が低下してるだけかもしれない。)
ただ、かっこいい、とかじゃなくて、意味とユーモアが先にあるデザインに、
とてつもなく感激したのだった。
それ以来、オランダに憧れっぱなし。
とはいえ、そうそうたくさん、オランダのデザインを目にする機会はなく、今日に至る。


そうしてたら、先日お友達になったもりやさんからこんな展示が、と教えてもらい、
では一緒に、とお誘いし、観に行くことに。


コンテンポラリージュエリーからインスタレーションまでいろんな分野の4人のデザイナー、アーティストの展示。
どれも、物の表面ではなくて、その価値観を問い直すような、見方、考え方を大事にしたデザイン。
自国の皇太子妃のために、彼女がダイアナ妃のように事故にあわぬように、
とヘルメットをくりぬいてつくったティアラとか、
一旦燃やした家具をエポキシでコーティングした家具とか、
迷惑電話がかかってきたときに、かけてきた相手に逆に問いかけるマニュアルとか。


もりやさんとクスクスと笑いながら見てまわる。
わたしが一番気に入ったのは、マーティン・バースというデザイナーの(同い年だ!
時計のシリーズ。
のっぽの掛け時計スタイルの時計の長針、短針を時間に合わせて人が書き換える時計。
文字盤がモニターになっているのだけれど
画面がモニターになっていてすりガラス文字盤のむこうに人がいるみたいで笑える。
画面が汚れたら丁寧にティッシュのようなもので画面を拭きなおしたりしていて、
そのへんのリアルな感じがまた笑える。


あ、youtubeがあった。

他のSweepers Clock、Analog Digital Clockもすごくいい。
Analog Digital ClockはiPhone アプリも出てるので早速購入。



観終わって、現美の2階にあるカフェでもりやさんとお茶。
はじめて入ったけれどなぜかベトナムテイストで(現美なのに、という意味で)かわいく
デザートも珍しくていいお店。

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