11.23.2010

かみさまの耳

かみさま、と書きだして、前もそんなことかいた、と思って振り返ったら、
ほとんどちょうど2年前だった。なんかすごい。


このときは少し冷静にせんせいがタイトルだけど。ちなみに靴箱の扉は今もついてない。

せんせいというか、かみさまというか、の、
アートディレクターの葛西薫さん、ついに実際に話を聞く機会が。
銀座のギャラリーG8で、セミトラ展というのの一環で、
セミトラの人と葛西薫さんと服部一成さんのトークイベント。
情報を知ってすぐ予約。予約番号24。
当日になったらみんな遠慮して?最前列があいてて、それでは、と遠慮無く最前列に。

実物の葛西さん、作られてる物そのものというかんじで、
すっとして、研ぎ澄まされていて、やわらかな雰囲気で、
ご本人そのものがデザインされてるように思った。

凄く凝視したいのだけれど、
近すぎるのと、好きすぎるのとで、正面からはちゃんと見られず、
葛西さんが横を向いた隙に凝視してたので、
耳の形とあごのラインばかりをみることに。
耳は上のカーブがあまり膨らんでなくてシャープで、飛行機の翼の断面を思い出した。
話の中で、理系のものにあこがれがあって、ということをおっしゃってて、
なるほど、と勝手に思う。

お話も、こうありたい、とか、こういう気持ちで作っている、とか、こういうのはすきじゃない、
いうことをを飾らない言葉で、丁寧に話されていて、
話の雰囲気もふくめてまるごと、全身で吸収するような気持ちで聞く。
たぶんわたし、頭のてっぺんあたりから湯気が出てたと思う。
話聞き終わったらお腹がが空いていた。

イベントにお誘いした、みどりと、感動含め、たくさんはなしながら、夕ごはんを食べて一日を終える。
この日も、新橋の「晴」。やっぱりいいお店。


2 件のコメント:

  1. こっちのほうが、山より前だったね。
    ありがとうありがとう。
    自分が「いい」と思う感性に正直に、忠実に何かをやっていれば、
    必ず道が開けるのでは…?という勇気をもらったトークショーだったわ。
    服部さんの「自分たちの仕事は、『このバランス見てよ』みたいなもので…(笑)」という言葉が、とっても滑稽で、正直で、笑えました。
    新橋のお店も、おいしかった〜。こんど、会社の先輩と行きたいと思います。

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  2. みどりー、 

    そう、もはや日記じゃない、という。笑 

    服部さんの「このバランス見てよ」はおもしろかったねえ。
    服部さんも、葛西さんも、自分を出す、というのと、その逆の、両方の間を揺れ動いてるんだなあ、というのが、印象的だったよ。
    完成したものを見てる側からしたら、そんな揺れがまさか背後にあるとは思わないもの!それを正直にお話されてるのがすごくいいなあと思った。

    晴、嬉しい! 他の友達も、友達に紹介してくれてて、自信を持って紹介できるお店だよなーって思う!

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