5.19.2010

花薫る自転車道 / 世界を変えるデザイン展

連休中にいちど、友達に影響を受けて家から表参道まで自転車で行ってみた。
1年半前に5駅=6km
新宿から遠ざかった今の家に引越して以来、
都心まで行って帰ってくる自信がなくて、自転車移動は控えてた。
その前までは毎日自転車だったのだけれど。


けど、連休、片道ならば全然大丈夫だった、ので、
今度は、ひと仕事終えたし天気いいし、行きたいところも分散してたから、
えいやと自転車で往復することに。


少し日が陰ってきた時間に走る世田谷通りは快適。
一度走ってしまえば、体が、この景色だと後どれくらい、というのを覚えてるので、
勝手にペース配分して、無意識に走れる。
自転車は、移動しているという実感がすごくあってたのしい。
だんだん変わっていく街の雰囲気。
体と移動が結びつくかんじ、やっぱりすごく気持ちいい。


今回のやや難所、246から六本木通りに入るところろは緊張したけれど、
なんとか成功。
信号にひっかかったので、分岐の真ん中で信号待ちがてら、記念の一枚。
たぶん、車運転してるひと、私みたいなの、チョロチョロ走ってたらひきそうでこわいだろうなあ、
とちょっと気まずい気持もあるけれど、
自転車って車両でしょう、という強気な気持で。


案外疲れもせずミッドタウンに到着。
あいちゃんから教えてえもらってた「世界を変えるデザイン展」へ。
ゴロゴロころがせて子どもでも大量の水を運べるタンク、
とか
ソーラー充電出来る補聴器、
とか
出産のための道具セット
とか
私が普段当たり前に使っている水とか電気とか病院が
当たり前でない人達がたくさんいること、
それを解決するためのシンプルなアイデア、デザイン。
ダイレクトに人に役に立っているデザインの力強さに、ずどーんとなる。
普段、洋服にお金を使える人のために、このディティールがあーだこーだという
ことを考えている自分のやっていることとのギャップ。
一瞬自分のやってることが、ものすごく小さく感じてしまったけれど、
でも、人はそれぞれ住んでいる環境で、感じる幸せの基準も変わってしまうのだから、
(水の豊かな国に住んでいて、水がいつでも飲めて幸せだ、ということを意識して改めて感じることはできても、
 たぶん、それだけで毎日幸せな気持ちになるというのはやっぱり難しいと思う)
そういう環境、そういうデザインがあるということを知って、
そして自分がやっているのはどういうポジションのどういうことなのか、
ということを、意識することだけも、まずはいいのかなあ。
意識するだけなんて、現実にはなにもかわってないけれど、
意識しないとかわらないし。
ゆっくり考えよう。
あいちゃん、すてきな展示をありがとう。おつかれさま!


そのあと、まいこちゃんと少しお茶。
ものづくりのはなしとか。
アクセサリーと服は似てるようで作り方も時間の感覚もやっぱりちがうから、
はなしてて、へー、へー、となる。
ここでも自分の状況を客観視。


デスペラードさんに資料を渡しにいって、
すごいかわいいビーサンに遭遇。
かわいすぎるかなと思ったけど履くと程よく柄が見え隠れして、調度良い感じ。
シンプルなかっこにこういうのはいたら夏気分全開。
暑いの大好きなのでこれから楽しくなる一方。


帰り道は世田谷通り、人も車もあまりいなくて、黒いアスファルトが広がっていて、
道の両脇に植わった植木の花からなのか、濃厚な花の香りがして、
なんだか夢の中みたいだった。
花の香りは良い香りだなあ、いや、花の香りが良い香り、として脳にインプットされてるのかしら、
いや、やっぱ花は虫とかを呼び寄せたくて香りを出してるからやっぱり逆かなあ、
とかぐるぐる考える。
なにが良い香りかって、ほんとどうやって決まったんだろう。


全然疲れないので、私は永遠にチャリを漕げるんじゃないかとおもっていたら、
あと少しで家というところで、脚がだるくなってきて、限界が見えた。一日35kmが無理のない移動範囲のよう。
でも、こんど、限界まで漕いでみたいなあ。
今までの最高記録は、120kmぐらいなのだけど、それは25歳ぐらいの最高に元気なころのことなので、
100kmぐらいでどっか行ってみたい。
チャリ熱再燃の予感。


ながくなったー、とりとめない!
体で移動いてる感がすごいたのしい

32だけどいいよねえ

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