9.10.2009

洋子さん2

この夏はなんだか、小川洋子をたくさん読んだ。
この人の手にかかると、消しゴムのかけらだって、切実さを帯びる。
読み出すと書かれてる世界にひきこまれてしまい、
電車で読むと駅に着かなくていいなあと思う。

出てくる人がわりと神経質そうなんだけど、
不思議とやなかんじがしなくて、むしろその研ぎすまされ方が気持ちいい。
ちょっと理系っぽい話が出てくるものいい。
とにかくあの静謐な空気が好きだなあ。

小川洋子が書けば、たとえば家のまわりの雑草だって、そっけないトタンだって
きれいになるだろうなと思って、
小川洋子気分で写真をとってみたら、
ものの30秒でなぜかレギンスごしに太ももばかり5カ所蚊にさされ、なにかにばかにされたようす。

タイトルは数ヶ月前にかいた日記を意識してるけどだれもわかるまいなあ



2 件のコメント:

  1. 佐野洋子さんのこと書いた日記でしょ。
    覚えてるよ〜。

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  2. おお!みどり、ここにも!ありがとう〜

    そうそう、佐野洋子さん。
    元気かしら、とたまに名前で検索してみるけれども、近況わからず。

    ちょっと違うけど、河合隼雄が倒れたあとも、気になってちょこちょこ検索して、結局、亡くなってがっくりしたよ。
    あたりまえだけど、みんな最後、があるのよね・・・しくしく

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