8.09.2009

住んだつもりで


今度は大磯。

ライブのピーエーをする夫たちにくっついて、
早朝、まさに帰省ラッシュ、な、上でヘリコプターぶんぶんの東名をぬけて。

大磯と言えばロングビーチ、と思ってしまうけど
田んぼの真ん中。
たっぷり暇な時間が出来たので、わからないままに歩き続ける。
日が良いのか、場所が良いのか、なんでもくっきり、青色と緑色がきれいで、
今年の夏休みはたぶんこれが最後なんだけど、それにふさわしい。

おなかがすいたのでちょっと街の香りを求めてあるくけれども、
はじめて出会った食料品店はレジ横の月餅5個とも、賞味期限が1週間前だった。
1ヶ月ぐらい日持ちするというパンを買う。(大磯まで来て!)
それから出会うお店もそういう雰囲気で、私はおもしろいけど、
住んだつもりになって歩いてみると、ちょっとぼんやりしてしまいそうな。
人にもあんまり会わないし、みんなどこにいくのかなあ。
そういうのは大きなお世話だけれども、引っ越し回数13回の自分としては、
もしかしたら、こういうとこに住んだら、と結構想像しがち。

楽しかったのは街の図書館で、
ここだけ、新しくて、新しいせいか、小さいせいか、
置いてあるのが、いかにもベストセラーというかんじの本ばかりで、
猫村さんまであり、なかなか軟派。
そんななんだけど、おじいさんとおばあさんが一人ずつしかいなくて、
その落差にちょっと笑ってしまう。
住人のふりして(じゃなくてもいいんだろうけど)
ぐるぐるまわり、去年の芥川賞のかわいい女の人が書いた本を選んで読んでみる。
ちょっと口調が町田康みたいだけど、書いてることは女度100%というかんじで、
胸焼けのちょっと手前ぐらいで結構好きかなあ。

ゼンリンの地図を見て、そのあたりの地理をようやく理解し、
そのあと、こんどはちょっと良い感じのパン屋さんをみつけ、バスの乗り方も教えてもらって、
パンを食べながらバスを待つ。

よその街の図書館めぐり、という趣味もよいかもね。











2 件のコメント:

  1. 私も図書館巡り好きよ。
    でも遠方だったら、返却できないから借りられないのよね。

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  2. おお、同志!というか、私は今回初めてしたよ。

    ね、借りれないよね。
    今回は、ベタな本ばかりだったからいいけど、もしすごく気になる本に出会ったら身悶えしそうー。

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